もうじきゴールデンウィーク!しかも今年は10連休!!そして新元号「令和」への移行ということで例年にも増してお祭りムードが漂います。
この10連休に伴い、FXスワップポイントも通常の付与日数とは違ってきています。なんと1日で11日分のスワップポイントがもらえたりするんです!
証券会社によって付与日が微妙に異なっているので、この微妙なズレを利用すれば、短いに期間に多くのスワップポイントをもらうことも出来ます。
しかもこれを両建てで行えば、為替変動リスクも抑えることが出来ます。トルコリラ円のさや取りが最近人気ですが、すでにポジションを保有している人もこのスワップポイントの付与日数のズレを利用してポジションをコントロールすれば、たった3日間の作業でGW期間中に約2カ月分のスワップ差益を稼ぐことが出来ます。
★トルコリラ円サヤ取りの利益を増やしたい人
目次
GW期間中の付与日数の違い
下の表は、トルコリラ円のサヤ取りで利用の多い「みんなのFX」「セントラル短資」「GMOクリック証券FXネオ」、それにスワップポイントの付与日が他社と大きく異なる「アイネット証券」の付与日数です。
22→23 | 23→24 | 24→25 | 25→26 | 26→29 | 29→30 | 30→5/1 | 5/1→2 | 5/2→3 | 5/3→6 | |
みんF | 1 | 1 | 3 | 8 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
セント | 1 | 1 | 11 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
GMO | 1 | 1 | 11 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
アイネ | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 | 1 | 1 | 1 | 1 | 3 |
※付与日数についてはHPもしくは電話取材にて確認
通常時「みんなのFX」「セントラル短資」「GMOクリック証券」の3社は、水曜日から木曜日に持ち越したときがスワポ3倍デーで、曜日ごとの付与日数は同じなんですが、今回はなぜか違いが出ています。
そして4月29日以降、ほとんどの証券会社ではスワップポイントが発生しないんですが、アイネット証券はGWなんて関係なし!通常時と同じようにスワップポイントが付きます。
トルコリラさや取りはGW中も保有したまま?
ふーじーは現在、トルコリラ円のサヤ取りを運用中です。
買い口座に「みんなのFX」、売り口座に「セントラル短資」を利用しています。段構え戦法でリスク対策しているので、当初はGW期間中もそのままポジションを保有し続けようと考えていました。
しかし、ここで疑問が生じます!
GW期間中は全くスワップポイントが発生しないのに、保有し続ける意味があるのか?でも一旦決済すると再びポジションを建てるときにスプレッド分の費用(約10日分のサヤ)が発生してしまう!
ツイッターでサヤドラーの動向調査
ここでサヤ取りをされている方々に聞いてみることにしました。ツイッターのアンケート機能を初めて使ってみました。
【さや取りアンケート】
サヤドラーに質問です。10連休前にまとめてスワップポイントもらえますが、サヤ取りのポジションはどうしますか?
GW中はさやがないのでリスクだけ😖決済すると再開時にコストが発生😖悩みます❓
— ふーじー@妄想投資家 (@otameshi_labo) 2019年4月15日
アンケートの期限を長く設定してしまったため、現在もまだアンケート実施中なんですが、途中経過を記載します。
本当は、アンケート結果が出てから公表すべきなんでしょうが、スミマセン🙇💦
現在までに42名の方がアンケートに回答してくれました。本当にありがとうございます!
途中経過ですが、「保有したまま」という意見が最も多いです。ただ、「全部決済する」という人と、「すでにノーポジション」という人をあわせると45%に達し、また「一部決済する」という人もあわせると60%に達します。
GWにむけてなんらかのリスク対策を施す人が多いようです。
保有したままという人の中にも、すでに上下10円の値動きに耐えられるようにしているという方もいました!過去の変動幅を見ても2008年以降1日に10円以上動いた日はありません。週足で見ても2008年まで遡るほどです。当時のトルコリラ円は50円超えていましたからね!
そのような中、ちりつもFXさんからこんな意見をいただきました。
トルコリラ円はスプレッドが広いので、当初は米ドル円の短期サヤ取りでお小遣い稼ぎをするつもりだったんですが、計算してみるとトルコリラ円でも十分効果があることが発覚!
そこでこんなプランを考えてみました!
GW期間中サヤ取り戦略
さきほど紹介した4つの口座を使いわけます。
現在サヤ取り運用中の「みんなのFX」と「セントラル短資」にはすでに30万円ずつあります。そして、先日までサヤ取りの売り口座で使用していたGMOクリック証券にもまだ30万円入ったままです。そしてループイフダンで使用しているアイネット証券で、「ループイフダン口座」から「アイネットFX口座」へ30万円移動します。
各口座に30万円入っている状態を4月24日までにつくります。半分の各口座15万円でも可能です。
22→23 | 23→24 | 24→25 | 25→26 | 26→29 | 29→30 | 30→5/1 | 5/1→2 | 5/2→3 | 5/3→6 | |
みんF | 買TRY | 売TRY | 買TRY | ━ | ||||||
セント | 売TRY | 買TRY | ━ | |||||||
GMO | ━ | 買USD | 売TRY ⇒ | |||||||
アイネ | ━ | 売USD | ━ | 買TRY ⇒ |
4月24日まではこれまで通りトルコリラ円のサヤ取りを運用(段構え2セット)します。
4月24日の作業
①みんなのFXの買いポジションとセントラル短資の売りポジションを決済
②みんFでリラの売りポジ、セントで買いポジ 各8万通貨(8LOT)
【売り】 スワップ-115円×3日分=-345円・スプレッド-170円
【利益】 1LOT当たり228円×8L=1824円
③GMOで米ドル円の買いポジ、アイネで売りポジ 各5万通貨(5LOT)
【売り】 スワップ-88円×1日分=-88円・スプレッド-70円
【利益】 1LOT当たり637円×5L=3185円
②③についてはニューヨーククローズ(日本時間午前6時)に近い時間帯にポジションを建てたほうが、ロスカットされるリスクは低くなります。なお、各社メンテナンス時間中は取引できなくなるので、注意が必要です。
メンテナンス時間 | |
みんF | 6:40~7:00 |
セント | 6:55~7:10 |
アイネ | 7:00~7:05 |
GMO | ━ |
また念のためOCO注文を入れておいたほうがいいでしょう!米ドル円については上下約1.5円の変動幅を見ています。
4月25日の作業
④4月24日の②③のポジションを決済
※早朝はスプレッドが広がっている可能性が高いので、落ち着くのを待ってから
⑤みんFでリラの買いポジ、GMOでリラの売りポジ 各8LOT
【売り】 スワップ-75円×1日分=-75円・スプレッド-190円
【利益】 1LOT当たり485円×8L=3880円
※セント・アイネはノーポジション
4月26日の作業
⑥みんFの買いポジを決済、アイネでリラの買いポジ8LOT GW明けまで保有
【売り】 スワップなし
【利益】 1LOT当たり900円×8L=7200円
※みんF・セントはノーポジション
3日間の作業で利益2カ月分
以上のように、GWに突入する前のたった3日間の作業で約1万6千円の利益になる可能性が大きいです。これサヤ取り2カ月分の利益ですよ!保有したままの場合、12日間分のスワップ差益約2500円程度の利益に留まるので、少し手間をかけてみる価値はあると思います。
ちなみにさきほどのシミュレーションでは、4月18日現在の最新のデータを用いましたがGW期間中のスワップポイントやスプレッドがどのようになるかはわかりません。多少不利になるケースも考えられます。
4つの口座に資金を投入する余力がないという場合、現在サヤ取りを運用している2つの口座で①②④⑤の作業をするだけでもメリットはあります。
なお、ふーじーは今回の変則的なサヤ取りを通じて、トルコリラさや取りの売り口座をセントラル短資からGMOクリック証券に戻そうと考えています。買い口座は、スワップポイントの様子を見て判断します。
ふーじー
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