段構えで防御力アップ!トルコリラ円スワップさや取りのリスク対処法

ふーじーが現在運用中の投資プランの中で最もおすすめなのがトルコリラ円のスワップポイントさや取りです。

本格的に運用を始めて7カ月が経過しました。
これまでのところ2019年1月3日のフラッシュクラッシュでも、2019年3月22日の急な円高(名称は何?)でも、全然問題ありませんでした

リスクを限定しながら想定される年利は約15%と、非常に好成績の投資プランです。

トルコリラという癖の激しい通貨に散々な目に遭わされてきた経験を生かして今回はしっかりトルコリラを研究したつもりです。
通貨ペアの特性を分析し、想定されるリスクに対して対策を施しています。

ふーじーは投資において「生き残ることが大事」と考えており、リターンもさることながらリスク対策を大切にしています。FXスワップポイントさや取りを研究する中で考え出したのが、今回の記事でご紹介する『段構えさや取り』です。

生き延びてこそ!利回りアップ

さて、どんな運用方法にも、メリットとデメリットはつきものです。

FXスワップポイントさや取りの最大のメリットは、同じ通貨ペアを両建てしているので、相場変動に左右されず、含み損がスプレッド分以上に増えないことです。

スプレッド分の費用は、約2週間で相殺することができ、それ以降は利益が積み重なっていきます

ということは、一度ポジションをつくったら、なるべく長い期間運用できるほうが利回りアップにつながります。

そのためには、なるべくロスカットされないようにプランを立てる必要があります。

通貨ペアの特性を理解してプラン設定

現在運用中の設定は、1セット30万円で4万通貨ずつ両建てしています。1セットあたり買い口座に16.5万円、売り口座に13.5万円の資金を入れています。

マイナススワップにより売り口座の口座残高が日々減少していくので、買い口座よりも売り口座の資金を厚めにしておきたいところですが、過去のトルコリラ円の値動きを見ると、下落(円高リラ安)に備えて買い口座の資金を厚めにしておいたほうがいいことがわかります。

過去のデータから上方向には2円、下方向には3円の余裕を見ておけば、1日の変動幅にほぼ対応できます。週足データでみても、1年に2回あるかないかの変動幅です。

トルコリラ円の詳しいデータについては、こちらの記事をご覧ください。

スワップさや取りのリスク対策

資産運用においてリスクを把握しておくことはとても重要です。
スワップさや取りのリスクについて考えてみました。

リスク①想定以上の値動き

まず考え得るリスクが、ショック相場等により、急に想定以上の値動きがあるケースです。

上方向に2円、下方向に3円の余裕を見ていますが、それを超えてくることも稀にあります。

大きく下落した場合、買い口座のポジションがロスカットされます。すぐに気づいて売り口座のポジションも清算すれば、買い口座の損失と売り口座の利益がほぼ同じになりますが、気づいたときには“行って来い”で買い口座の損失のほうが大きくなる場合が考えられます。

そのため、買い口座と売り口座のポジションが同じ価格で約定するように、事前にOCO注文を発注しておきます。転ばぬ先の杖ですね!

OCO注文を設定していれば、よほど運が悪くない限り、損失を免れることができます。

 

リスク②OCO注文が逆指値のみ約定

次に考え得るのが、さきほど出したOCO注文が運悪く逆指値(買い口座)のみ約定してしまうケースです。

スプレッド分の価格差があるし、証券会社も違うのでずれがあります。

また、ショック相場では、スプレッドが広がることも珍しくありません。

そのため、OCO注文の価格をずらして、一度に片方の口座の全ポジションが決済されないようにします。これが『段構え』です。

イメージとしては、城壁を何重にも張り巡らせた強固な守備力の高いお城です。第1の城壁が破られても第2の城壁、第3の城壁で守ります。かつて織田信長が武田軍と対戦したとき、鉄砲隊を3段構えにした戦法も有名です!

具体的には、下の表のような4段構えの設定でOCO注文を出しています。

値幅OCO値注文数損切前余裕資金損切後余裕資金
段構え44円23円1LOT1.16万円2万円
段構え33円22円1LOT1.32万円2.16万円
段構え22.5円21.5円1LOT1.48万円2.32万円
段構え12円21円1LOT2.14万円2.98万円
中央値19円
段構え13円16円1LOT1.14万円1.98万円
段構え23.5円15.5円1LOT0.48万円1.32万円
段構え34円15円1LOT0.32万円1.16万円
段構え45円14円1LOT0.16万円1万円

MEMO

・余裕資金についてはOCO注文(逆指値)が約定する前と後の残高として参考程度に見てください。損失を抱えているほうの口座の数値のみ記載しています。
・中央値は、最初は保有しているポジションの平均取得単価、リバランス後はリバランスした際の為替です。
・リバランスの際は、買い口座16.5万円/売り口座13.5万円になるように資金移動し、OCO注文を中央値にあわせて変更します。

買値(中央値)が21円の場合の売り口座イメージ


スプレッドが50銭以上広がらなければ、片方の口座のみ連続で2LOT約定することはありません。2018年のトルコリラショックの際には、ある証券会社でスプレッドが100銭まで広がったらしいですが、そのような最悪のシナリオでも逆指値のみ全ポジション約定するということはありません。

また、少しずつ損切りすることで証拠金を増やしながら口座残高を増やしています。それによって上方向は最大4円、下方向は最大5円の余裕を見ています。2018年のトルコリラショックの際には、1日の下落幅が4.40円でした。上記の設定であれば、段構え4の最後のポジションは約定されずに残り、再設定する際の費用(スプレッド分)を多少抑えることが可能です。

なお、1日に5円以上下落したのは、2010年まで遡ります。また、1日に4円以上上昇したのは、トルコリラ円がまだ60円程度だった2008年10月のことです。当時、1日に7.5円上昇していますが、変動率で考えれば、現在の為替なら2.5円ほどの値動きに留まります。

下落率は2018年のトルコリラショック時が過去最大です。

リスク③マイナススワップで口座資金のバランスが崩れる

マイナススワップは日々積み重なります。

今回の設定であれば、マイナススワップが1日80円として、30日経過すると売り口座の資金は約1万円減ります。でも大丈夫!上の表の4段構え設定なら30日間程度のスワップによる口座資金の偏りを考慮しています。

リスク④必要証拠金が増える

現在たいていの個人口座がレバレッジ25倍を採用しています。この最大レバレッジが小さくなると必要証拠金が増えてしまい、設定を見直す必要があります。

滅多に変更されるものではありませんが、必要証拠金が変更になっていないか、注意しておく必要はあります。

また、なかにはレバレッジ25倍を採用していない証券会社もあるので、スワップポイントだけで判断しないように注意が必要です。

リスク⑤ショック相場で取引不能になる

これはもうどうしようもありません。お手上げです。

2019年1月のフラッシュクラッシュの際にも、実際に値が付かない時間帯があったようです。

取れる対策としては、2セット以上ポジションを持つ場合に、買い口座・売り口座を複数にわけることです。口座を分けることで、リスク②で説明したスプレッドの広がりに対するリスクも分散させることができます。

定期的なリバランスで資金管理

ここまで急な価格変動に対するリスク管理を紹介しましたが、日々の価格変動に対してリバランスすることでよりOCO注文にかからずに長期運用できる可能性が高まります

両口座の余裕資金のバランスが崩れてきたら、資金移動・OCO注文変更の対策をとることが重要です。

こまめに対策をとるのは苦手だという人は、段構えまでの値幅を広げることで余裕が生まれます。年利10%程度のより安全な設定については、こちらの記事にて紹介しています。

あまり価格変動がない時期でも、週末などに口座資金をチェックしましょう!

さや取りに関する情報は、ふーじーのツイッターで随時情報発信していくので、フォローお待ちしています。
ブラッシュアップのためにも多くのご意見をいただけるとうれしいです!

まだまだ自分では気づいていない落とし穴があるかもしれません。今回記事にすることで、さまざまなご意見をいただき、さらにブラッシュアップしていければ幸いです。ちょっとした気づきでも構いませんので、ご意見お待ちしています

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