トルコリラ円のスワップさや取りをほったらかしで超安全に運用

ふーじーが現在運用しているトルコリラ円のスワップ差益を狙った『段構えサヤ取り』では、年利15%ほどが見込める設定です。でも中には「もっと利回りが低くてもいいのでとにかく安全運用がいい」「リバランスがもっと楽にならないか」というご意見もあります。

今回の記事では、1週間ほったらかしで週末だけの為替チェックでもなんとかなるプラン(想定年利10%)と、ほとんどほったらかしでも大丈夫なプラン(想定年利7%)をつくってみました。

相場は何が起こるかわかりません。多くの利回りを求めないのであれば、より安全に運用することが出来ます!また、相場が不安定な時期に一時的に設定を見直し、リスクを小さくすることも1つの方法です。

【安全プラン①】1週間ほったらかしプラン:想定年利10%

まずは平日は忙しく、為替をチェックしてリバランスを気にしたくないという場合の設定です。

買い口座に21万円、売り口座に13万円のあわせて34万円で売り買い各3万通貨(3LOT)ずつ保有します。スワップ差が32円(2019年1月から3月までの平均)だった場合、年利10%程度の利回りが見込まれます。

FXのスワップさや取りは基本的に為替変動リスクがないのですが、下の表のように、3段構えでリスク対策しています。

スワップさや取りのリスク対策はこちら☟
段構えで防御力アップ!FXトルコリラスワポさや取りの対処法

上方向に3円・3.5円・4円のOCO注文、下方向に5円・6.5円・8円のOCO注文を設定します。過去最安値の15.4円を超える下落をケア出来ています。

値幅 OCO値 注文数 余裕資金
段構え3 4円 22円 1LOT 2.5万円
段構え2 3.5円 21.5円 1LOT 2.18万円
段構え1 3円 21円 1LOT 2.36万円
中央値 18円
段構え1 5円 13円 1LOT 4.36万円
段構え2 6.5円 11.5円 1LOT 2.18万円
段構え3 8円 10円 1LOT 1.5万円
MEMO
・余裕資金はOCO注文約定後の逆指値側の口座残高。詳細はこちら
・中央値は、最初は保有しているポジションの平均取得単価、リバランス後はリバランスした際の為替
リバランスは買い口座21万円/売り口座13万円になるように資金移動し、OCO注文を中央値にあわせて変更

安全プラン①のポイント

段構えサヤ取りではとにかく下方向をケアしています。そして、下落時のスプレッドの広がりによって一度に逆指値3LOTのみが決済されにくいように対策しています。

2010年以降、1日で上方向に3円以上動いたことはありません。下方向に1日で5円以上動いたのは、2010年の1回だけです。

そして週単位で見てみると、1週間に3円以上上昇したのは2010年以降2回、同様に5円以上下落したのも2回だけです。

MEMO
仮にOCO注文に為替レートに達しても、指値と逆指値が同時に約定すれば、ほぼ損失はありません。ただし、再設定する際にコスト(スプレッド分)が発生するので、なるべくOCO注文にかからないほうが望ましいです

直近では、2018年8月のトルコリラショックの際に、1週間で6.23円の下落幅を記録、その翌週に3.43円の上昇幅を記録しています。

さらに遡ると、2014年1月に3.91円の上昇幅(43.84円⇒47.75円)を記録していますが、このときも前の週に3円を超える下落幅を記録しています。

基本的に大きな下落のあとにしか、大きな上昇は来ないと考えていいと思います。

もう1回の下落は、2010年1月に8.44円の下落幅(63.12円⇒54.68円)ですが、為替が60円を超えていてあまり参考にしないほうがいいかもしれません。

MEMO
2018年8月のトルコリラショックの際にはスプレッドが100pipsを記録した証券会社もあったそうです。また2019年3月には200pipsを超えた証券会社も!

【安全プラン②】1カ月ほったらかしプラン:想定年利7%

次に、もっともっと安全なプランがいい人のために、こんな超超安全プランを用意してみました。これでも世界経済の成長率をやや上回る想定年利7%です!

買い口座に28万円、売り口座に17万円のあわせて45万円で売り買い各3万通貨(3LOT)ずつ保有します。スワップ差が32円(2019年1月から3月までの平均)だった場合、年利7%程度の利回りが見込まれます。

下の表のように、3段構えで上方向に4円・5円・6円のOCO注文、下方向に7円・9円・11円のOCO注文を設定します。

値幅 OCO値 注文数 余裕資金
段構え3 6円 24円 1LOT 2万円
段構え2 5円 23円 1LOT 2.18万円
段構え1 4円 22円 1LOT 3.36万円
中央値 18円
段構え1 7円 11円 1LOT 5.36万円
段構え2 9円 9円 1LOT 2.18万円
段構え3 11円 7円 1LOT 1万円

安全プラン②のポイント

安全プラン①よりもさらに上昇幅・下落幅・スプレッドの広がりに対するリスクに備えています。もちろん、下方向のケアを最重要視しています。

2010年以降、1日で上方向に4円、または下方向に7円も変動したことはありません。週単位で見ても2010年1月に8.44円下落した1回だけです。週単位でリバランスしていれば、ほぼ問題なくOCO注文にかからずに長期運用できるということです。

ちなみに月単位で見ても、上昇幅が4円を超えた月は、2010年3月の4.18円(57.45円⇒61.63円)の1回だけ下落幅が7円を超えた月は、2018年8月(22.68円⇒15.4円)と2010年(63.12円⇒54.68円)の2回だけです。

近年は月単位で見てもこれほどの変動は発生しておらず、1カ月ほったらかしでもほぼ大丈夫ということです。

ちなみに安全プラン①②ともに1カ月分のマイナススワップも考慮して設定しています。

注意
今後リーマンショックやトルコリラショックを超えるショック相場が訪れ、想定以上に相場が動く場合や想定外の事態が起こることもあります。想定通りにOCO注文が約定すれば、大きな損失を招くことがないように、さまざまなリスクを考慮しているつもりですが、思わぬ損失を招く場合もございます。投資はくれぐれも自己責任でお願いします

トルコリラ円の変動幅に関しては、こちらの記事にデータを掲載しています。ご活用ください!

スワップ差益別利回り早見表

さや取りは、買い口座と売り口座のスワップポイントに差が生じないと利益が発生しません。各証券会社の定めるスワップポイントに利回りが左右されます。

スワップ差によってどの程度の利回りが期待できるのか、表にまとめてみました。

スワップ差 プラン① プラン②
20 6.44% 4.87%
22 7.09% 5.35%
24 7.73% 5.84%
26 8.37% 6.33%
28 9.02% 6.81%
30 9.66% 7.30%
32 10.31% 7.79%
34 10.95% 8.27%
36 11.59% 8.76%
38 12.24% 9.25%
40 12.88% 9.73%

サヤ取りにおすすめの口座

ふーじーはサヤ取り用に6つの口座を使用しています。まだ口座を持っていないという人は、まず「みんなのFX」と「GMOクリック証券」の口座開設をおすすめします。

おすすめ買い口座<みんなのFX>

買い口座として最もおすすめなのが、トレイダーズ証券の「みんなのFX」です。とにかくスワップポイントが高い位置で安定していて、利回りの計算がしやすいです。

取引手数料・口座開設はもちろん無料。24時間対応のコールセンターもあり、初心者にも使いやすい口座です。

ちなみにLIGHT FXもトレイダーズ証券が運営する口座です。

トレイダーズ証券[みんなのFX]

 

おすすめ売り口座<GMOクリック証券FXネオ>

トルコリラ円のサヤ取りを長らく支えてきたのが、GMOクリック証券です。

売り口座としてはしばらく独壇場でした。2019年4月に月間の売りスワップ累計でセントラル短資FXにわずかの差で敗れてしまいましたが、5月は再びトップの座に返り咲いています。

GMOクリック証券では、くりっく365のFX口座も取り扱っているので、そちらを買い口座にすれば資金移動を迅速に実施することも出来ます。

こちらも取引手数料・口座開設はもちろん無料。24時間対応のコールセンターもあり、初心者にも使いやすい口座です。


GMOクリック証券

そのほかのおすすめ口座や各口座のスペックについてはこちらの記事をご覧ください。

もう少しリスクを高めて年利15%程度の利回りを狙いたい方は、こちらの記事をごらんください。

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