南アフリカランド円スワップさや取りのリスク対策と安全運用プラン

南アランド円サヤ取り

両建てすることで為替変動リスクがほぼないFX異業者間スワップポイントさや取り。おすすめ通貨ペアのひとつが南アフリカランド円です。

ただし、変動率が大きいのでリスクの高い運用プランにしてしまうと急激な為替変動でロスカットに遭ってしまいます。

スプレッド分のコストを回収してから利益が出始めるスワップさや取りにとって早期のロスカットは致命的ですでも、リスクを下げると資金効率が悪くなってしまいます。

そこでオススメの対策が「段構え」です。段構え対策でリスクをコントロールすれば安全運用可能です!

今回の記事では、リスクと利回りが異なる3種類の運用プランを紹介します。想定される利回りは6~10%(1年間保有した場合)です。ほとんどほったらかしで大丈夫なプランでも想定年利6%を狙えるんです!

しかも両建てしていることで含み損の増減がほぼないです。スプレッド分のコストを回収すれば、いつでも運用をやめることが出来るんです!

ふじぽん

株や為替取引で含み損を抱えるとなかなか損切り出来ないけど、両建てのさや取りなら基本的に損失が膨らまないので気楽に運用出来るね!

記事では60万円のプランで紹介していますが、10万円程度から始めることも可能です。1000通貨単位で取引できるFX口座であれば、さらに少ない資金で挑戦してみることもできますよ!

【安全プラン①】ややリスク高めの運用:想定年利10%

まずは朝と夜などにほぼ毎日為替レートをチェックできる人にオススメのプランです。

買い口座に33万円、売り口座に27万円のあわせて60万円で売り買い各32万通貨ずつ保有します。スワップ差が6円(2020年1月15日現在)だった場合、年利10%程度の利回りが見込まれます。

スワップさや取りは基本的に為替変動リスクがないのですが、為替の急変動時のリスクを下げるために下の表のように段構えでリスク対策しています。

スワップさや取りのリスク対策に関する詳細はこちら☟
段構えで防御力アップ!FXトルコリラスワポさや取りの対処法

上方向に0.5円・0.6円・0.7円・1.0円値幅のOCO注文、下方向に0.7円・0.8円・1.0円・1.2円値幅のOCO注文を設定します。下の表は購入時の為替レートが7.5円のときの例です。

いきなり60万円も運用するのが不安な場合は、各段構えの注文数が8万通貨なので、4万通貨ずつにすれば30万円、2万円通貨ずつにすれば15万円、1万通貨ずつにすれば7.5万円で運用することも可能です。

下の例では4段構えで対策していますが、8段構えや16段構えにすれば、さらにリスクが下げることが可能です。ただしOCO注文を小まめに設定しなおす際に面倒です(^^;

値幅OCO値注文数余裕資金
段構え418.583.83
段構え30.78.283.80
段構え20.68.182.97
段構え10.5882.94
中央値7.5━ 
段構え10.76.883.30
段構え20.86.783.34
段構え316.582.57
段構え41.26.383.40

※単位 値幅:円、OCO値:円、注文数:万通貨、余裕資金:万円

MEMO
・余裕資金はOCO注文約定後の含み損を抱えている側の口座残高。
・中央値は、最初は保有しているポジションの平均取得単価、リバランス後はリバランスした際の為替
リバランスは買い口座33万円/売り口座27万円になるように資金移動し、OCO注文を中央値にあわせて変更

プラン①のリスク対策ポイント

南アランドのサヤ取りではとにかく下方向をケアしています。大きく動くときは下方向が多いからです。

下の表は、2010年から2018年の9年間のデータです。始値から上方向・下方向にそれぞれどれだけ変動したか、1日の値動きを集計したものです。

2010年以降、1日で上方向に1円以上動いたことはありません。下方向に1日で1円以上動いたのは、2010年(1.31円)と2016年(1.02円)の2回だけです。

プラン①の段構え1のOCO注文に達したのは、過去9年間のデータで見ると上方向0.5円値幅が4回、下方向0.7円値幅も4回で、2年に1回起こりうる程度の比較的安全な値幅です。

10.80.70.60.50.4
上昇幅000148
下落幅23491317

 

つづいて週単位の値動きを見てみます。1週間に0.5円以上の上昇は2010年以降11回、0.7円以上の下落は8回です。週単位で見ても年に1回、段構え1のOCO注文に達するかどうかのレベルです。

1.510.80.70.60.5
上方向0001511
下方向16681329
MEMO
仮にOCO注文の為替レートに達しても、指値と逆指値が同時に約定すれば、ほぼ損失はありません。ただし、再設定する際にコスト(スプレッド分)が発生するので、なるべくOCO注文にかからないほうが望ましいです

◆窓あけのリスク

ちなみに土曜日朝の取引終了後から月曜日朝の取引開始にかけて値が飛んでしまう窓あけに対するリスクですが、2010年以降最大の窓あけは下方向に0.68円(2016年)です。それ以外は0.3円以内に収まっています。

詳細な為替データはこちらをご覧ください。
南アランド円の変動幅と推移~FX通貨データ分析【ZAR/JPN】

【安全プラン②】1週間ほったらかし運用:想定年利8%

つづいて平日は忙しく、毎日為替チェックしてリバランスを気にしたくないという場合の設定です。

買い口座に34万円、売り口座に26万円のあわせて60万円で売り買い各24万通貨ずつ保有します。スワップ差が6円ならば、年利8%程度の利回りが期待できます。

上方向に0.7円・0.85円・1.0円・1.2円のOCO注文、下方向に1.0円・1.2円・1.4円・1.6円のOCO注文を設定します。プラン①よりも段構え1までの値幅と各段構えの間隔を広げています

いきなり60万円も運用するのが不安な場合は、各段構えの注文数が6万通貨なので、3万通貨ずつにすれば30万円、2万円通貨ずつにすれば20万円、1万通貨ずつにすれば10万円で運用することも可能です。

値幅OCO値注文数余裕資金
段構え41.28.763.500
段構え318.562.876
段構え20.858.3562.852
段構え10.78.263.728
中央値7.5 ━
段構え116.564.528
段構え21.26.362.752
段構え31.46.162.176
段構え41.65.962.800

プラン②のリスク対策ポイント

プラン①のポイントで紹介したように、2010年以降、1日で上方向に0.7円以上動いたことはありません。下方向に1日で1円以上動いたのは2回だけです。

週単位で見てみても、1週間に0.7円以上の上昇は2010年以降1回、1円以上の下落は6回です。1週間ほったらかしでも段構え1のOCO注文に達する可能性は、1年に1回あるかどうかのレベルです。

MEMO
仮にOCO注文の為替レートに達しても、指値と逆指値が同時に約定すれば、ほぼ損失はありません。ただし、再設定する際にコスト(スプレッド分)が発生するので、なるべくOCO注文にかからないほうが望ましいです

基本的には1週間ほったらかしでも大丈夫なプランですが、なるべく1日に1回程度は為替レートを確認する習慣を身につけておくと、再設定のコスト(スプレッド分)を回避できる可能性が高まり、利回りも向上します。

そうは言っても、このプランであれば資金移動やOCO注文の修正といったリバランスは頻繁に行わないで済むと思われます。

【安全プラン③】1カ月ほったらかし運用:想定年利6%

最後に、もっともっと安全なプランがいい人のために、超安全プランを用意しました。これでも世界経済の成長率と同等の想定年利6%です!

買い口座に35万円、売り口座に25万円のあわせて60万円で売り買い各18万通貨ずつ保有します。スワップ差が6円ならば、年利6%程度の利回りが見込まれます。

上方向に1円・1.15円・1.3円・1.5円値幅のOCO注文、下方向に1.5円・1.75円・2円・2.25円値幅のOCO注文を設定します。過去最安値の6.3円を超える下落をケア出来ています。

値幅OCO値注文数余裕資金
段構え41.5942.618
段構え31.38.842.202
段構え21.158.6552.186
段構え118.552.616
中央値7.5
段構え11.5654.048
段構え21.755.7552.318
段構え325.541.534
段構え42.255.2541.75

プラン③のリスク対策ポイント

プラン②よりもさらに上昇幅・下落幅に余裕を持たせ、特に下方向の段構えの間隔を広げています。

2010年以降、1週間で上方向に1円以上動いたことはありません。または下方向に1.5円も変動したことは1回だけです。週単位でリバランスしていれば、ほぼ問題なくOCO注文にかからずに長期運用できるということです。

ちなみに月単位で見ても、上昇幅が1円を超えた月は3回だけ下落幅が1.5円を超えた月は2回だけです。

1.510.80.6
上方向03510
下方向291630

ちなみにプラン①②③ともにマイナススワップによる口座資金の減少も1カ月程度まで考慮して設定しています。

注意
今後リーマンショックやトルコリラショックを超えるショック相場が訪れ、想定以上に相場が動く場合や想定外の事態が起こることもあります。想定通りにOCO注文が約定すれば、大きな損失を招くことはありません。さまざまなリスクを考慮しているつもりですが、思わぬ損失を招く場合もございます。投資はくれぐれも自己責任でお願いします

南アランド円スワップさや取り利回り早見表

さや取りは、買い口座と売り口座のスワップポイントに差が生じないと利益が発生しません。各証券会社の定めるスワップポイントに利回りが左右されます。

スワップ差(さや)によってどの程度の利回りが期待できるのか、表にまとめてみました。

さや5678
プラン①8.72%10.67%12.61%14.56%
プラン②6.54%8.00%9.46%10.92%
プラン③4.91%6.00%7.10%8.19%

南アランドスワップさや取りのおすすめ口座

南アランド円のサヤ取りでおすすめの口座は限られます。買い口座・売り口座ともにコストとなるスプレッドが狭いのが大切です。

おすすめ買い口座

買い口座として最もおすすめなのが、ヒロセ通商の「LION FX」です。南アランドのスワップポイントが15円(2020年1月15日現在)と高く、スプレッドも0.9銭とともに業界トップクラスです。

口座開設はこちらから☟FX取引ならヒロセ通商へ

おすすめ売り口座

売り口座でおすすめなのは、GMOクリック証券です。

売りスワップがマイナス9円(2020年1月15日現在)とトップクラスを維持しています。スプレッドは1.0銭と狭い部類に入るFX口座です。

 口座開設はこちらから☟GMOクリック証券

当サイトから口座開設していただいた方には、設定方法などを資金に合わせてフォローさせていただいています。設定できるかどうか不安な方もご心配なく!

◆関連記事

FXスワップポイントさや取りとは?

トルコリラ円さや取り実績&スワップポイント比較【20200112更新】