本当に無念です。
悩みに悩んだ末、去年12月から運用を続けてきたトルコリラ円のスワップ差益によるサヤ取りのポジションを一旦手じまいしました。
週末のトルコ統一地方選挙による為替変動リスクだけなら乗り越える自信はありました。しかし、オフショア市場における翌日物スワップレートが1000%を超える異常な事態となり、トルコリラ円のスワップポイントに影響を与えました。
ふーじーが所有するポジションのサヤも、1,2月は平均36円あったのに、あっという間にわずか1円にまで落ち込みました。今後、逆ザヤになることも考えられ、翌日物スワップレートが落ち着き、再びサヤが広がるまで様子を見ることにしました。
もう一度言いますが、本当に無念です。
今回の経緯について記録としてまとめました。
急なトルコリラ安にエルドアン大統領発奮も…
1月3日のフラッシュクラッシュ以降、20円から21円の狭いレンジで落ち着いていたトルコリラ円ですが、3月22日、突如、20円を割り、さらに18円台まで一気に下落しました。
この統一地方選挙前の下落に、エルドアン大統領が頑張ってリラ安を食い止めようとしました。
実際に、トルコリラ円は20円台後半まですぐに値を戻したのですが、この策が思わぬ影響を及ぼしてしまいました。
エルドアンさん、ぜひトルコリラ高でお願いします🙇
トルコ大統領、リラ安見込む取引者には「重い代償」と警告 | Article [AMP] | Reuters https://t.co/slxrCgFclZ
— ふーじー@妄想投資家 (@otameshi_labo) 2019年3月25日
翌日物スワップレートがトンデモナイことに!
トルコリラ高に喜んでいたのもつかの間、なんとなんと、翌日物スワップレートが2営業日で10倍の300%に跳ね上がります。
トルコリラ円の売りスワップだけ飛び跳ねませんように🙏
買いスワップが1200円になっていますように🙏
おやすみなさい💤https://t.co/sRMgHVfwKX— ふーじー@妄想投資家 (@otameshi_labo) 2019年3月26日
さらにさらに、翌日物スワップレートは1000%を超え、トルコリラ円のスワップポイントに影響を与えました。
トルコリラ/円のスワップ、今週になってから狂ってますね。会社による差も顕著。何社か比べた表を貼っておきます
とくにすごいのがサクソバンク証券やIG証券。今日の買いスワップが1年続くと年利150%になります… pic.twitter.com/9N05eqN12Y
— 高城泰 (@takagifx) 2019年3月28日
ふーじーは、買い口座に「みんなのFX」、売り口座に「GMOクリック証券(FXネオ)」を使っていて、IG証券やサクソバンク、くりっく365のように買いスワップが増えることもなく、売りスワップがトンデモナイ数値になることもありませんでした。
しかし、”安定”のみんなのFXが120円をキープする中、GMOクリック証券の売りスワップが徐々に増え、あっという間にサヤが1円まで縮まってしまいました。次は、売りスワップが買いスワップを上回り、逆ザヤになる可能性すら見えてきたのです。
みんなのFX | GMOクリック証券 | |
3月25日 | 120 | -89 |
3月26日 | 120 | -94 |
3月27日 | 120 | -99 |
3月28日 | 120 | -104 |
3月29日 | 120 | -119 |
※3月27日は3倍デー。記載は1日分に修正した数値
スプレッドの開きも異常に!
このような中、各証券会社から注意喚起のメールが相次ぎました。
以下は、みんなのFXから届いた注意喚起です。
そして、3月28日の早朝、各社のトルコリラ円のスプレッドが大きく開きます。
ツイッター上などで情報を集めたところ、ある証券会社では、203.5pipsまでスプレッドが開いていたようです。
スプレッドが200超ってヤバイ😱💧 https://t.co/xh7SYV542b
— ふーじー@妄想投資家 (@otameshi_labo) 2019年3月28日
この日はどのFX口座を開いても、いつもよりスプレッドが開いた状態が続いていました。
ずっと確認していたわけではないので確かなことは言えませんが、みんなのFXは夕方には通常のスプレッド1.7pipsに戻っていました。GMOクリック証券は、夜になっても通常よりも多い7pips程度開いた状態がつづきました。
1月3日のフラッシュクラッシュのときの記憶によると、今回はその時よりもスプレッドの異常が続いたように感じ、翌日物スワップレートの上昇に危機感を感じました。
無念のポジション手じまい
為替変動に対するリスクだけなら、今回も段構えサヤ取りで対応できると自信を持っていたのですが、サヤが1円まで縮まった低リターンの状態で少し大きめのリスクに立ち向かう必要はないと、一旦ポジションを決済することに決めました。
この異常な状況を乗り越えてみたいという思いが強かったのですが、悩みに悩んだ末、金曜26時に買い口座・売り口座の全ポジション(段構え2セット)を決済しました。
2018年12月から3カ月あまりに渡って運用した結果は、以下の通りです。
買い口座 | 売り口座 | 合計 | |
為替損益 | -116550 | 114280 | -2270 |
スワップ | 99462 | -68351 | 31111 |
合計 | -17088 | 45929 | 28841円 |
決済した当時、GMOクリック証券はスプレッドが7pipsに開いたままの状態でしたが、為替損益は2270円に抑えることが出来ました。
トータルで28841円の利益となりました。ややすっきりしない心境ですが、3カ月余りにわたってサヤを提供してくれた「みんなのFX」と「GMOクリック証券」に感謝です!
GMOクリック証券の詳細はこちら
もちろん、再びサヤが広がり、年利12%以上が期待できる状態になったら再始動しますよ!
さて、果たして週明け4月1日はどのような状況になるのでしょうか?
ふーじー
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