こんにちは!
資産運用には、買った価格より高く売って儲けを出す方法(キャピタルゲイン)と利子(配当)で儲けを出す方法(インカムゲイン)の2種類があります。
今回紹介する『さや取り』は、そのどちらにも属さないもので、古くから投資の世界では“必ず勝てる取引”として活用されてきました。
資産運用している人なら相場の急変に冷や冷やした経験があると思います。
ふーじーも、2018年8月のトルコショックで大損失を被りました。
しかし、今回紹介する異業者間両建てによるスワップ差を狙ったさや取りなら相場が急変しても慌てる必要はありません。
相場が下がろうが上がろうが基本的には損失は増えないのです!
リスクが限定的な分、一度に大きな利益をあげることは出来ませんが、堅実な資産運用としてオススメです。
※堅実と言っても4資産に分散投資した場合の平均年利7%を超える利益が十分狙えます!
さや取りとは?
さや取りとは、価格変動が似ている2つの商品の価格差を利用した取引で、『アービトラージ』とも呼ばれます。
普段は似た動きをする商品A・商品Bの価格差が広がったときに価格の上がった片方の商品Aを売り、もう一方の価格が下がった商品Bを買います。
そして価格差が狭まったときに決済することで利益を得ます。
売りと買いの両方のポジションを保有(両建て)することで、相場全体の波に左右されることがなくなります。
ある自動車株を例に考えてみます。 ※実在する企業ではありません
その後ショック相場となり、両方の株価が下落しました。H田株は値下がりで10円の損失ですが、T田株は40円の利益が出ています。株価は同じ価格で差がなくなり、“元のさやに納まった”状態です。ここで決済すれば、30円の利益となります。
上記では、ショック相場で下落した場合を例にしていますが、相場が一定でも上昇しても、T田とH田の価格差が狭まれば、相場に関係なく利益が出ます。
相場変動リスクを受けにくい
FXスワップポイントさや取りとは?
従来のさや取りは、2つの商品の価格差を狙うものですが、同じ商品でさやを狙えるのがFXのスワップポイント(利子)を利用したさや取りです。
同じ通貨ペアをスワップポイントの高い証券会社で買い、低い証券会社で売ります。
例えば、ドル/円のスワップポイントが90円のA証券で買い、60円のB証券で売れば、毎日30円の差額を手にすることが出来ます。
さきほど紹介した株のさや取りでは、購入後にさらにさやが広がれば含み損が増えますが、FXスワップポイントさや取りでは、同じ商品で取引(両建て)しているので、為替変動による含み損が発生しません。
購入時の手数料(スプレッド)だけが費用になります。
また従来のさや取りでは、元のさやに戻らないと利益が確定しませんが、スワップポイントにおけるさや取りなら、毎日利益が確定するのでタイミングを選ばずにいつでも始めることが出来、いつでも撤退することが可能です。
こんな安全でおいしい取引があるんです!
費用は購入時の手数料だけ
いつでも取引開始/撤退が可能
メリットばかりのさや取りですが、デメリットをあげるとすれば以下2点です。
相場の急変時にはスプレッドが開きすぎて撤退できない
株のさや取り同様に、さや(スワップポイントのずれ)が発生しないと取引できないので、いくらさやを探しても見つからなければ、自分の力ではどうすることも出来ません。
また、相場の急変時などスプレッドが開きすぎているタイミングで撤退すると想定以上のコストがかかってしまいます。この問題に関しては、資金配分と対策をしっかりとしておけば、よほどのことがない限りは凌げると思います。
サヤ取りのリスク対策についてはこちら☟
段構えで防御力アップ!FXトルコリラスワポさや取りの対処法
相場を気にする必要がなく、購入時期を分散する必要もないので、退職金やボーナスなど大きな収入を得たときの一時的な運用方法としてもオススメの投資法です。
これだけのメリットがあるにも関わらず、4資産に分散投資した場合の平均年利7%を上回る利益が期待できるんです!
おすすめ通貨ペアと想定年利
最も期待利回りが高い通貨ペアはトルコリラ/円です。3カ月以上の長期運用向きです。短期の運用ならコストが少ない米ドル/円のほうがいいと思います。
おすすめランキングと想定年利は以下の通りです。スワップポイントは毎日変動するので、あくまで想定される利回りです。
順位 | 通貨ペア | 年利 |
1位 | 南アランド/円 | 約9% |
2位 | トルコリラ/円 | 約7% |
3位 | 米ドル/円 | 約4% |
※表中の年利は2020年1月現在のものです
2019年はトルコリラ円のサヤ取りで年利11%の成績を残すことが出来ました☟
トルコリラ円さや取り実績&スワップポイント比較【20200112更新】
しかし、ここのところがサヤが縮まってきていて想定利回りが落ちています。
2020年は南アランド円のサヤ取りのほうがいい成績になるかもしれません。
売り口座におすすめのFX口座
売り口座には、口座開設数が国内トップである大手のFX業者「DMM FX」、FX業界では世界取引量No1(ファイナンス・マグネイト社調べ 2012年1月~2018年12月)の「GMOクリック証券」、それに100年以上の歴史を持つ老舗証券会社「セントラル短資FX」がオススメです。
3つの証券会社はサヤ取りの売り口座としてだけでなく、それぞれに魅力的なメリットがあるので口座を開設しておいて損はないと思います。特にサヤ取りをするなら必須の口座です。
ふーじー
おかげ様でランキングサイトで1位を獲得しました!
最新順位をチェック 最新順位をチェック