働いている間も寝ている間も自動で売買してくれるシステムトレード。初心者でも簡単に始められるため人気を集めています。
資金量に応じた無理のないプランで運用すれば、知識や経験の少ない初心者でも資産を増やすことを可能にしてくれます。実際にFX会社が公表しているデータによると口座開設者の約80%が資産を増やせているとか!
ふーじー
今回の記事では、実際に運用中もしくは運用してきた自動売買機能を備えたFX口座を独自の視点で比較します。ご参考になれば幸いです。
目次
【比較表】リピート系FX自動売買を7項目でチェック
リピート系自動売買で人気のあるFX口座と言えば「トラリピ」と「ループイフダン」です。
トラリピは、仕掛ける為替レートの範囲と利益確定する値幅を自分で決めることが出来る点がメリットです。
一方、ループイフダンは、あらかじめ決められたシステムを選ぶことですぐに運用をスタートすることが出来ます。
このように2つの口座を比較しただけでも、大きな違いがあります。
今回は、トラリピ(マネースクエア)・ループイフダン(アイネット証券)に加えて、みんなのリピート注文(トレイダーズ証券)・連続予約注文(マネーパートナーズ)・トライオートFX(インヴァスト証券)の5つの自動売買システムを比較します。
下の表は、5つの口座について「始めやすさ」や「注文の自由度」など7つの項目で実際に使用してみた評価を示したものです。
個人的な評価ですのでご参考程度にどうぞ!
トラリピ | ループ | みんリピ | マネパ | トライ | |
始めやすさ | 〇 | ◎ | ◎ | ▲ | ◎ |
注文の自由度 | ◎ | ▲ | ▲ | ◎ | 〇 |
注文後の手間 | ◎ | ▲ | ▲ | 〇 | ◎ |
取引コスト | ▲ | ▲ | 〇 | ◎ | ▲ |
スワップ | 〇 | ◎ | 非公表 | ▲ | ▲ |
必要資金 | 〇 | ▲ | ▲ | ◎ | 〇 |
通貨ペア数 | ▲ | ◎ | ▲ | 〇 | 〇 |
口座詳細 | HP | HP | HP | HP | HP |
①始めやすさ
まずは「始めやすさ」について説明します。
あらかじめ用意されたシステムを選ぶことでスタートできるのがループイフダン・みんなのリピート注文・トライオートFXの3口座です。
トラリピは、仕掛けレンジや仕掛け本数などの運用プランを打ち込む必要がありますが、そんなに大変な作業ではありません。
マネパの連続予約注文は、他の4口座に比べると初期の手間は多くなります。が、その分、後述するメリットが多くあります。
ふーじー
②注文の自由度
「注文の自由度」は、「始めやすさ」とは反比例します。
システムを選ぶ方式ではないトラリピやマネパなら仕掛け幅や利益幅を細かく設定できるメリットがあります。
トライオートFXは、カスタマイズ機能を使えば設定を変更することが可能です。
③注文後の手間
「注文後の手間」は、結構大事な項目です。
ふーじー
トラリピやトライオートFXは、リスクの高い設定でなければ口座にアクセスできない状態が続いてもいつまでも勝手に稼いでくれます。いわゆる”完全な”自動売買です。
マネパの連続予約注文は1つの注文につき20回約定すると再設定が必要なため、時々チェックしておく必要があります。とは言え、よほど利益幅が狭い設定でなければ1年に1回あるかないかの頻度ですし、例え、再設定を忘れてしまってもリターンが減るだけでリスクにはなりません。
上記3口座に対してループイフダンとみんなのリピート注文は注意が必要です。想定している仕掛け幅を超えた場合には想定以上にポジションが増えてしまったり、いつの間にか思っていた仕掛けレンジとは違う設定になってしまう可能性があるため、最新の為替レートを気にしておく必要があります。
ふーじー
詳しくは、こちらの関連記事を読んでみてください☟
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簡単だけど要注意!ループイフダンおすすめ設定とリスク対策を検証推奨証拠金でロスカットは大丈夫?みんなのリピート注文を検証
④取引コスト
リスク管理の次に大事なのが取引コストとなるスプレッドです。
長期保有するスワップ運用と違い、細かく売買するのでスプレッドの違いが利回りに影響してきます。
トラリピ | ループ | みんリピ | マネパ | トライ | |
USDJPY | 3* | 2 | 1.9 | 0.3 | 4.3(2.3) |
AUDJPY | 6* | 4 | 2.5 | 0.6 | 4.6(2.6) |
CADJPY | 4.5* | 5 | 3 | 2.4* | 5.9(3.9) |
MXNJPY | 2.5* | 1 | 1.9 | 0.2 | – |
AUDNZD | 3.5* | 6 | 4 | 6* | 9.8 |
・トライオートFXはスプレッド+手数料の合計値
・記載のスプレッドは1000通貨単位の値。()内は1万通貨単位
⑤スワップポイント
次に「スワップポイント」です。
リピート売買は、主たる利益は為替差益によるものですが、意外とスワップポイントが利益に占める割合が大きいです。
下の表は、各口座のスワップポイントを調べたものです。前側の数値がロング(買い)ポジション保有時のスワップポイント、後ろ側の数値がショート(売り)ポジション保有時のスワップポイントになります。
ロングポジションならポジション保有期間が長くなるほど、スワップポイントの有難味を感じることになります。一方、ショートポジションならマイナススワップポイントが大きいと保有期間が長くなるにつれて精神的につらくなってきます。
トラリピ | ループ | みんリピ | マネパ | トライ | |
USDJPY | 2/-99 | 8/-43 | – | 1/-29 | 3/-33 |
AUDJPY | 0/-30 | 5/-27 | – | 1/-34 | 1/-55 |
CADJPY | 0/0 | 3/-15 | – | 2/-25 | 1/-45 |
MXNJPY | 4/-9 | 8/-18 | – | 1/-24 | – |
最新値 | HP | HP | 非公表 | HP | HP |
※調査日:2020年9月 最新データはリンク先の公式HPでご確認ください
※トラリピのCADJPYはスワップゼロゼロキャンペーンによる数値
ふーじー
⑥必要資金
最小取引単位が1000通貨単位の口座が多い中、少額で取引をスタートさせたい人にオススメなのがマネーパートナーズです。
nano口座であれば、100通貨単位から取引出来ます。
トラリピやループイフダンなら300万円必要な運用プランも、マネパならば30万円からスタート出来ます。
⑦通貨ペア数
紹介しているどの口座でもメジャーな通貨ペアの扱いはほぼ一緒です。
通貨ペア数は基本的には気にする必要ありませんが、たくさんの通貨ペアを運用する場合には米ドル円や豪ドル円、カナダドル円などのクロス円ばかりに偏ると円高や円安の影響を同じように受ける可能性が高くなります。
通貨ペアを分散したい場合には、クロス円以外の通貨ペアの取り扱い数が多いとプラン設定の選択肢が増えます。
トラリピ | ループ | みんリピ | マネパ | トライ | |
総数 | 14 | 24 | 13 | 18(24) | 17 |
クロス円 | 9 | 10 | 10 | 10(12) | 9 |
クロス円以外 | 5 | 14 | 3 | 8(12) | 8 |
※調査日:2020年9月 マネパは「nano口座(パートナーズFX口座)」のペア数
【おまけ】ストラテジー系のシストレ口座
ここまで「リピート系」の自動売買を紹介してきましたが、FX自動売買には「ストラテジー系」と呼ばれるものがあります。
世界中の優秀なプログラム(トレーダー)を選択すれば勝手に運用してくれます。
ふーじーもかつてこのシストレに手を出した時期がありますが、結果は散々でした(-_-;)それは利回りの良さそうなものを適当に選んだだけだったからです。
最近は運用していないので安易にオススメすることは出来ませんが、気になる方は下のタブからどうぞ
インヴァスト証券「シストレ24」
トライオートFXでお世話になっているインヴァスト証券の「シストレ24」。
主な特徴
①ストラテジー数が6000以上で世界No.1
多ければいいというものではないですが、選択の幅は広がりますね。ただ、迷ってしまいそうです。
主なストラテジーの提供元は、ミラートレーダーを開発したトレーデンシー社(イスラエル)です。
②独自開発の専用ツール「Myシストレ24」でストラテジー検索や入れ替えを簡単に行える
数多くあるストラテジーの中からMyシストレ24が候補を絞ってくれるみたいです。
③資金・通貨・ステータスなどカスタマイズが可能で自分だけのシストレも作れる
バックテストも行えるようなのでイイですね!
みんなのFX「みんなのシストレ」
スワップ投資などでお世話になっている「みんなのFX」のサービスのひとつです。
主な特徴
①「みんなのFX」で実際に取引をしているリアルなトレーダーの取引をフォロー
実際に取引しているトレーダーなので本人も必死!信頼できそうです。
②サポート体制が24時間
意外とこれ重要です。シストレを選ぶ理由は「日中は忙しくて取引できない」、「投資経験が少ないので優秀なシステムに任せたい」とったものが多いと思います。口座画面をいじる時間帯は夜が多くなるのでその時電話サポートがあると安心です。
シストレ24 | みんなのシストレ | |
ストラテジー | プログラム | プログラム フォロートレード |
ストラテジー提供元 | Tradency テラス ゴゴジャン トリロジー |
ゴゴジャン テラス デイボード株式投資顧問 Win-invest Japan トリロジー |
最小取引単位 | 5,000通貨(0.5Lot) | 1,000通貨(0.1Lot) |
スマホアプリ | なし | あり |
クイック入金 | 可 | 可 |
サポート体制 | 9時~17時 | 24時間 |
【まとめ】結局どの口座を選べばいいの?
それぞれの口座に特徴があるので、どの口座がオススメかは運用スタイルによって変わってきます。
上記の比較記事で決断がつかない場合には、以下をご参照ください。
少額資金運用ならマネパ連続予約注文
トラリピやループイフダンに比べると手間はかかりますが、コストとなるスプレッドが断然有利なのがマネーパートナーズ(マネパ)です。
マネパの連続予約注文を使えば、半自動でリピート売買を発注することが出来ます。
しかもトラリピやループイフダンが裁定取引単位が1000通貨なのに対して、マネパなら100通貨単位で運用できるので資金が少ない場合でも通貨ペアを分散して資金効率を上げることが可能です。
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マネパ連続予約注文で100通貨単位ミニトラリピ-4すくみタスキ掛けで少額設定
資金豊富ならカスタマイズ可能なトライオートFX
初心者にも中・上級者にも人気なのがインヴァスト証券のトライオートFXです。
ループイフダンやみんなのリピート注文と同じように自動売買システムを選ぶだけで簡単にスタート出来ます。
しかも、選ぶだけでなく設定を途中からでも微調整できるところが上級者にも人気が高い点です。
10000通貨未満単位で取引する場合、他口座に比べるとややコストが割高になるので運用資金が多い方に特にオススメです。
AUDNZDなら元祖・トラリピ
リピート系FX自動売買の元祖と言えば、マネースクエアのトラリピ。5口座の中で一番バランスの取れた口座です。
なかでもオススメなのが、AUDNZD(オージーキウイ)の通貨ペアです。
執筆時点でカナダドル円とAUDNZDのスワップゼロゼロキャンペーンを実施しています。マイナススワップポイントが発生しないうれしい企画となっています。
さらに5口座の中でAUDNZDのスプレッドの狭さがトップレベルです。
スワップポイント重視ならループイフダン・みんなのリピート注文
リスク管理に自信があり、なるべく利回りを高めたいならスワップポイントが有利なループイフダンとみんなのリピート注文です。
みんなのリピート注文はスワップポイントが非公表ですが、みんなのFXのスワップポイントの安定性から考えると恐らく5口座の中ではループイフダンに次いで高い数値なのではないかと推測します。
スワップポイントがはっきりしていて通貨ペア数も多いループイフダンをとるか、コスト面で有利なみんなのリピート注文をとるか、下記の記事も参考にしながらご選択ください。
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ふーじー
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